ユウギンの小並感

No Rider No Life

映画感想~『ミュウツーの逆襲-EVOLUTION-』編~

ポケんちは!ユウギンです。

今回はこのブログの名前通り小学生並みの感想を書きたいと思います。ズバリ、ミュウツーの逆襲‐EVOLUTION-』についてです。ネタバレ(?)がありますのでまだ未鑑賞の方はウィンドウを閉じましょう。(初代『ミュウツーの逆襲』を鑑賞済みであればネタバレもクソもないけど)

その前に一つ。訳あって日比谷のTOHOシネマズで観たのですが、新しいだけあってめちゃくちゃ広いし椅子もフワフワで綺麗なのはいいんですけど、同じ東京都内なのに池袋や新宿よりチケット代が100円も高いのはどういうことだってばよ?!立地か?立地なのか???リッチな立地ってかwww   はい。

ウルトラサンムーンが発売された時に「君の知らないアローラ」とか言われたけどいざやってみたらほぼ知ってるアローラだったことから、今回も「どうせ俺の知ってる『ミュウツーの逆襲』なんでしょ」ってかーなーりハードルを低く設定して観に行ったら、反動でとても酷い目に遭いました。マジで許さねえ。悔しいのでもう一回観に行って復讐(復習)したいぞ!

ユウギンの個人的感動ポイントは大きく分けて下記の2つでした。

1.映像美

画質が超リアル。3DCGアニメとは思えないくらい。人間キャラの髪の毛や服が揺れたり濡れた時の質感もさることながら、ゲーム画面やTVアニメだけではわからなかったポケモンの質感を初めて知れた喜びとそれを大画面で観れた感動がデカかったです。例えばドンファンの皮膚が像の皮膚みたいに硬そうな感じや、イワークのごつごつザラザラした岩の表面、ケンタロスのたてがみとウインディのもふもふ感、ピジョットのお腹がぽっちゃりしてて羽が逆立ってる感じ、ギャラドスの鱗が一枚一枚見えるところ、リザードンのしっぽとギャロップのたてがみが本当に燃えているところなど、挙げるとキリがありません。私は特にギャロップの炎の燃え方が気に入りまして、興奮しすぎてギャロップが画面に映るたびに脳内で「Rapidash! Rapidash!」となぜか英名で叫んでました。『名探偵ピカチュウ』みたいな、現実世界の生き物に似せたデザインの質感も良かったですが、ベースのデザインはアニメっぽいまま体表の質感だけを現実世界に寄せた見た目も素晴らしい出来だったと思います。

2.懐か死

実は初代『ミュウツーの逆襲』公開当時はすでにアメリカに住んでいたので劇場では観たことがないのですが、家になぜかビデオがありました。小学生の頃、一人でお留守番をしていた時に暇だからとビデオデッキにセットしてテレビ画面で観た光景がほぼそのまま、当時より高画質・高音質・大画面で映し出されて懐かしさと同時に、初めて『ミュウツーの逆襲』を観て小学生ながらもクライマックスでボロ泣きしたのがもう20年も前という事実にショックと切なさを感じて、感情が爆発してエンドロールでは嗚咽が出そうになるくらい号泣してしまいました。というか、冒頭のめざポケからすでに懐かしさで泣いてましたね…。

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↑そのビデオを父がDVDにダビングしたもの。画質と画面の縦横比が当時のままですw

『EVOLUTION』を観終わった後、改めて初代『逆襲』を観たくなったので観てみたのですが、カメラアングルやキャラクターが立っている位置、演出なども含めて本当にほぼ同じでした。大きく違うところと言えば上映時間、最初のジャングルでの探索シーンが加えられているところ、ロケット団の手漕ぎボートがラプラス漕ぎボートに変わっていたところくらいでしょうか。初代は70分しかないので記憶していたより大分展開が早くて驚きました。『EVOLUTION』は上映時間が増えた分、細かい描写が増えていましたね。例えば中盤の本物VSコピーポケモンのバトルで、『EVOLUTION』ではバーナードのはっぱカッターに対しコピーフシギバナがつるのムチで防いでバーナードを投げ飛ばした後、バーナードがエナジーボールを放ちコピーフシギバナリーフストームを炸裂させて勝ちます。このバトル後半の加えられたシーンを観て初代ではソーラービームの撃ち合いとかがあったんだっけ?と思っていたんですが、普通に前半だけで勝負がついてましたねwまた、サトシがミュウとミュウツーの戦いを止めようとビームに飛び込んで石になってしまってピカチュウが泣くシーンでも、『EVOLUTION』ではピカチュウが嗚咽を漏らして泣くほどドラマチックでとても心が痛むシーンになっています。「ピカ」だけであそこまで演技できる大谷育江さんがすごすぎる…。初代の方はというと記憶していたよりも短くて結構あっさりしていました。それでもピカチュウが涙を流すシーンは毎回泣いてしまう…。(こんな感じに↓)

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他にも「カモメ」が「キャモメ」に言い換えられていたり、嵐の海の中ニューアイランドに向かうトレーナーの人数が増えていたり、小ネタ程度の変更はありました。初代ではソラオ、ウミオ、スイート以外ではオニドリルに乗った少年しか映っていなかったのですが、『EVOLUTION』では様々なポケモンを使っていたのが印象的でしたね!特にストライクにぶら下がっていた少年の安否が気になりますw

こんな感じで、あくまでユウギンの個人的な感想ですが、初代より大分いろんなところがちゃんと"進化"していたので、ストーリーは知ってても新しい感動がありました。強いて言えば、アイツーの事を掘り下げて欲しかったですね。赤ちゃんミュウツーとアイツー、フシギダネツー、ヒトカゲツー、ゼニガメツーがテレパシーで交流して仲良くなるのに、ミュウツー以外実験が失敗して死んでしまってから孤独で歪んでしまう…というミュウツーの回想シーン。どこで観たのか記憶が無いのになぜか覚えている前日談。ちなみに初代『ミュウツーの逆襲』には『ミュウツー!我ハココニ在リ』というアニメスペシャル?の続編があるのを知っている人はどれくらいいるのだろうか。観たことないという人は一度観ておいて損はないですよ。

ここまでお読みいただきありがとうございました!